2018年10月3日水曜日

Word2016のフォントによる不都合な真実

昨日のWord2016での不可思議な現象について理由がわかりましたので検証してみました。
【 現象 】
2016のフォントの規定値は游明朝です。
そして表作成(行高は全部同じに)したセルに入力した文字(10.5PT)を12PTに拡大したときに問題が起きました。明朝で作成していた人のセル高に変化は起きませんでした。ところが游明朝で作成していた人のセルは12ptにすると明らかにセル高が大きくなっていました。游明朝(ゴシックも)2種類ありまして、ちょっぴり太字と言うのがDemiboldです。そちらでも試してみましたが12PTにすると行高が大きくなりました。
試しにメモ帳(もっともシンプルなソフトでtxtファイルを作るためだけのもの)でもやてみました。結果は同じで明朝だと10ptでも12ptでも行間は空きません。游明朝やメイリオでやってみると10ptでも行間が少し空きます。12PTに切り替えると比例して行間が大きく空きました。

【まとめて考えると】
MS明朝は文字の上下に空きがない(少ない)。フォントの大きさを変えてもこの行間隔は変わらず文字だけが大きくなる。ところがメイリオや游明朝は文字の上下に空間が仕込んである。フォントを大きくするとこの空間も比例して大きくなる。

【 対処法 】
まあ、Microsoftがやっている事には追従するしか手はないので、分かってどう使うかを考えた方がいいと思います。

*それにしても「MS 明朝」と言うあたりが胡散臭い気がします。べつに「明朝・ゴシック」デフォルトにすればいいのに、MSと付けるあたりはいかにも「Microsoft」が作りましたとでも言いたげですよね。でも確かこれは日本のRichoが作ったような気がするが。ちなみに游明朝もそのようでMacの標準「ヒラギノ」に近づけているようです。まあ、全世界に売るためにアメリカで全世界の言語のフォントを作るわけはないので、多分気に入ったフォントの版権を買うか何かしているのでしょう。でもフォントで行間に変化が起きるというのはいかがなものか。ちなみにネットの文章には「メイリオ」が増えています。行間が大きく読みやすいのは確か。そのうち游が増えていくのか?コピペしてみると分かりますよ。

2018年10月2日火曜日

デザイン解答例

写真の挿入が一枚抜けていたこと、表の罫線が抜けていたことを訂正しました。
デザイン61回2級解答例(docx)ダウンロードしてWordで見ます。ブラウザ上で見るとレイアウトがおかしくなることがあります。
デザイン61回2級解答例(PDF)ブラウザ上で見られます。(Acrobat Readerが必要です)

2018年9月25日火曜日

MSゴシックと游ゴシック

今日は遅れてどうもすみませんでした。

デザイン部門ではFONTの違いに困っています。2016からはデフォルトのフォントは「游明朝」「游ゴシック」になりました。行間が大きくなったことはこれまでと大きく違います。2013までは「MS明朝」「MSゴシック」がデフォルトでした。2016で作成すると游ゴシックでも行間はそんなに空きませんが横幅が赤枠の中で微妙に(1文字分)狂いました。
おかしいなと思いながら、家で確かめてみました。右の例は2013上で比較したもので、行間が大きくなっただけでフォントの違いを感じません。

  • 2013上では游fontは行間が大きい(8.1で採用されたメイリオと同じ)。
  • 2016で両者を比較すると確かに游ゴシックの方がきれいに見えます。
ところが同じ内容を2016上で作成(TXTファイルで流し込んだだけですが)してみると
下のようになりました。(キャプチャしたものです。クリックして原寸大で!)
何と、確かに游ゴシックの方が見やすい。字は同じ10.5ptながらはっきりとした解像度のMSゴシックに比して游ゴシックの方がわずかに小さく色味が柔らかい感じがしますね。
行間の違いは分かりません。どうしてこうなるのかな?

解答例

デザイン検定65回1級(docx) 表示が狂います。ダウンロードしてWordでご覧ください。
デザイン検定65回1級(pdf)  PDFファイルは印刷画面ですので表示に狂いが出ません。
表計算113回1級(xlsx)表示が狂います。ダウンロードしてExcelでご覧ください。

あっ、保存し忘れた!

「あっ、保存し忘れた!」
たぶん誰もが経験あることでしょう。
そんな時どこかに自動保存されたファイルが見つかって助かったという話も聞きます。
そんな時に知っておくといいWord Excelの豆知識。






WordもExcelも同じです。 それぞれ「ファイル」→「オプション」→「保存」から「文書の保存/ブックの保存」を開けます。

  1. 「自動回復用データを保存する時間」を指定します。デフォルトでは10分おきに自動保存されます。最悪9分59秒前までの作業は消える可能性があります。時々入力中にキーの反応のないときがありますが、これは保存中なのでしょうかね?この分単位は自分で設定変更できます。変更したら右下にある「OK」ボタンを必ず押してくださいね。これをやらないと反映されません。
  2. 「自動保存」されたファイルは「回復ファイル用の場所」にあります。探したいときにはこのパスをたどればいいですが、忘れちゃいますよね。次にWordを立ち上げたとき回復用ファイルが示されるのでそれを使えば回復できます。
  3. もう一つ回復ファイルを探す方法があります。「開く」→「最近使った文書」→「一番下までスクロールすると『保存されていない文書の回復』というボタンが現れます。ここをクリックすると、保存し忘れたファイルがでてきます。回復できるかもしれません。
回復ファイルとはいうものの普通に保存したファイルではありません。Wordは「asd」ファイル、Excelはバイナリ―というファイルです。ファイル名が分かりにくく「Unsaved」+数字の羅列なので、タイムスタンプで調べるといいと思います。

*個人用テンプレート設定パスがあります。規定値を変更したり、Excelなどでフォーマットを作ったりしたときは、ここにしまっておくと便利です。