Wordでは2013の場合、余白(上=35mm、他は30mm)、1行文字数は40文字、行数は36行です。これは挨拶状などのためのテンプレートと思われます。
前々回これを変更する手立てを規定値で変更する方法を学びましたが、規定値を変更するには抵抗もあるようです。
そして大きな問題として2016ではデフォルトフォントが「游明朝」になっており上下の空白が大きく、必ずしも改良と言えないような気がします。
そこで一つか規定値は温存したまま新規に自分に都合のいいテンプレートを作る方法を紹介します。
まず規定値を変更した場合元の規定値に戻す方法ですが、簡単ですが勇気がいります。
- C:\Users\(ユーザー名)¥AppData\Roaming\Microsoft\Templates¥Normal.dotmを削除します。
- 気になるようならNormalOld.dotm等と名前を変えておくと気楽かも。
- 実はNormal.dotmは削除しても、ない場合は次にWordを起動するときに作られます(重要ですから削除しても復活できるようになっています)。削除してから起動するとページレイアウトはデフォルトに戻っているはずです。Wordを閉じて調べるとちゃんとNormal.dotmができているはずです。
次に自分のテンプレートファイルを作成して新規作成時にそのテンプレートを使うようにします。
- 前回と同様に、ページレイアウトで余白を上下左右20mmにします。フォントで日本語「明朝10.5pt」にします。ワープロ検定は英数字も全角になっていますのでCentryにする必要はありませんが僕はCentryにします。「OK」にしておきます。
- 前はこれを規定値として保存しましたが、今回はしません。
- 今回は「名前を付けて保存」を選びます。ここで種類を「Wordテンプレート(*.dotx)」とするとフォルダーが自動的に変化して「C:\Users\(ユーザー名)\Documents\Office のカスタム テンプレート」に変わります。ここは自分の作ったテンプレートを保存しておくところです。ファイル名を「MyTemplate.dotx」とします。
- Wordを立ち上げて新規を選択します。すると「個人用」というテンプレートができておりそこに「MyTemplate」というテンプレートファイルができています。こちらを選ぶと今作ったテンプレートが使えます。
- 2016の場合はカスタムテンプレートの保存場所を自分で設定しなければいけません。これはオプション設定で行います。
(次回に続く)