2018年10月15日月曜日

My Template を作ろう

文書を作る時にはページレイアウト(ページ設定)から始めます。
Wordでは2013の場合、余白(上=35mm、他は30mm)、1行文字数は40文字、行数は36行です。これは挨拶状などのためのテンプレートと思われます。
前々回これを変更する手立てを規定値で変更する方法を学びましたが、規定値を変更するには抵抗もあるようです。
そして大きな問題として2016ではデフォルトフォントが「游明朝」になっており上下の空白が大きく、必ずしも改良と言えないような気がします。

そこで一つか規定値は温存したまま新規に自分に都合のいいテンプレートを作る方法を紹介します。

まず規定値を変更した場合元の規定値に戻す方法ですが、簡単ですが勇気がいります。
  1. C:\Users\(ユーザー名)¥AppData\Roaming\Microsoft\Templates¥Normal.dotmを削除します。
  2. 気になるようならNormalOld.dotm等と名前を変えておくと気楽かも。
  3. 実はNormal.dotmは削除しても、ない場合は次にWordを起動するときに作られます(重要ですから削除しても復活できるようになっています)。削除してから起動するとページレイアウトはデフォルトに戻っているはずです。Wordを閉じて調べるとちゃんとNormal.dotmができているはずです。
次に自分のテンプレートファイルを作成して新規作成時にそのテンプレートを使うようにします。
  1. 前回と同様に、ページレイアウトで余白を上下左右20mmにします。フォントで日本語「明朝10.5pt」にします。ワープロ検定は英数字も全角になっていますのでCentryにする必要はありませんが僕はCentryにします。「OK」にしておきます。
  2. 前はこれを規定値として保存しましたが、今回はしません。
  3. 今回は「名前を付けて保存」を選びます。ここで種類を「Wordテンプレート(*.dotx)」とするとフォルダーが自動的に変化して「C:\Users\(ユーザー名)\Documents\Office のカスタム テンプレート」に変わります。ここは自分の作ったテンプレートを保存しておくところです。ファイル名を「MyTemplate.dotx」とします。
  4. Wordを立ち上げて新規を選択します。すると「個人用」というテンプレートができておりそこに「MyTemplate」というテンプレートファイルができています。こちらを選ぶと今作ったテンプレートが使えます。
  5. 2016の場合はカスタムテンプレートの保存場所を自分で設定しなければいけません。これはオプション設定で行います。
(次回に続く)

2018年10月3日水曜日

Word2016のフォントによる不都合な真実

昨日のWord2016での不可思議な現象について理由がわかりましたので検証してみました。
【 現象 】
2016のフォントの規定値は游明朝です。
そして表作成(行高は全部同じに)したセルに入力した文字(10.5PT)を12PTに拡大したときに問題が起きました。明朝で作成していた人のセル高に変化は起きませんでした。ところが游明朝で作成していた人のセルは12ptにすると明らかにセル高が大きくなっていました。游明朝(ゴシックも)2種類ありまして、ちょっぴり太字と言うのがDemiboldです。そちらでも試してみましたが12PTにすると行高が大きくなりました。
試しにメモ帳(もっともシンプルなソフトでtxtファイルを作るためだけのもの)でもやてみました。結果は同じで明朝だと10ptでも12ptでも行間は空きません。游明朝やメイリオでやってみると10ptでも行間が少し空きます。12PTに切り替えると比例して行間が大きく空きました。

【まとめて考えると】
MS明朝は文字の上下に空きがない(少ない)。フォントの大きさを変えてもこの行間隔は変わらず文字だけが大きくなる。ところがメイリオや游明朝は文字の上下に空間が仕込んである。フォントを大きくするとこの空間も比例して大きくなる。

【 対処法 】
まあ、Microsoftがやっている事には追従するしか手はないので、分かってどう使うかを考えた方がいいと思います。

*それにしても「MS 明朝」と言うあたりが胡散臭い気がします。べつに「明朝・ゴシック」デフォルトにすればいいのに、MSと付けるあたりはいかにも「Microsoft」が作りましたとでも言いたげですよね。でも確かこれは日本のRichoが作ったような気がするが。ちなみに游明朝もそのようでMacの標準「ヒラギノ」に近づけているようです。まあ、全世界に売るためにアメリカで全世界の言語のフォントを作るわけはないので、多分気に入ったフォントの版権を買うか何かしているのでしょう。でもフォントで行間に変化が起きるというのはいかがなものか。ちなみにネットの文章には「メイリオ」が増えています。行間が大きく読みやすいのは確か。そのうち游が増えていくのか?コピペしてみると分かりますよ。

2018年10月2日火曜日

デザイン解答例

写真の挿入が一枚抜けていたこと、表の罫線が抜けていたことを訂正しました。
デザイン61回2級解答例(docx)ダウンロードしてWordで見ます。ブラウザ上で見るとレイアウトがおかしくなることがあります。
デザイン61回2級解答例(PDF)ブラウザ上で見られます。(Acrobat Readerが必要です)

2018年9月25日火曜日

MSゴシックと游ゴシック

今日は遅れてどうもすみませんでした。

デザイン部門ではFONTの違いに困っています。2016からはデフォルトのフォントは「游明朝」「游ゴシック」になりました。行間が大きくなったことはこれまでと大きく違います。2013までは「MS明朝」「MSゴシック」がデフォルトでした。2016で作成すると游ゴシックでも行間はそんなに空きませんが横幅が赤枠の中で微妙に(1文字分)狂いました。
おかしいなと思いながら、家で確かめてみました。右の例は2013上で比較したもので、行間が大きくなっただけでフォントの違いを感じません。

  • 2013上では游fontは行間が大きい(8.1で採用されたメイリオと同じ)。
  • 2016で両者を比較すると確かに游ゴシックの方がきれいに見えます。
ところが同じ内容を2016上で作成(TXTファイルで流し込んだだけですが)してみると
下のようになりました。(キャプチャしたものです。クリックして原寸大で!)
何と、確かに游ゴシックの方が見やすい。字は同じ10.5ptながらはっきりとした解像度のMSゴシックに比して游ゴシックの方がわずかに小さく色味が柔らかい感じがしますね。
行間の違いは分かりません。どうしてこうなるのかな?

解答例

デザイン検定65回1級(docx) 表示が狂います。ダウンロードしてWordでご覧ください。
デザイン検定65回1級(pdf)  PDFファイルは印刷画面ですので表示に狂いが出ません。
表計算113回1級(xlsx)表示が狂います。ダウンロードしてExcelでご覧ください。